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平成21年7月 |
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〈神靈丸〉 神靈丸は、1年前の129号で紹介した六神丸より後、大正7年に赤澤寿世堂、赤澤救世堂、讃岐製薬、松本十全薬館の四社が合併して設立した帝國製薬株式会社が売り出した救急家庭用常備薬である。 説明書には「各種動物性ホルモンと植物特種のエキスを主成分とした純然たる総合漢方医薬」とあるだけで成分の詳細は分からない。「現在我が国における唯一の心臓強壮剤」とも書かれ、心臓病、脚気、肺炎等、官許の病名が100種もある。 六神丸よりさらに高価で10粒で1円。一回2粒で一日3回とあるので一日6粒で60銭につく。大正8年ごろ、薬行商人の一日の稼ぎと同じくらいである。 神靈丸は龍の絵が描かれた木箱入りで販売され、この神靈丸を入れた2〜3個のミニチュアのガラス瓶を下の写真の紙袋に入れて説明書と一緒に収めていた。驚いたことにこの瓶のねじふたはすでにアルミ製である。 (増井武彦 記) |
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“動植物ホルモン総合剤”と ハイカラな活字が目につく |