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平成19年7月 |
| 〈和語本草綱目〉 | ![]() |
![]() 漢字が目にとまった「桔梗」の記述 |
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| この由緒ある「和語本草綱目」は10分冊よりなっており、1834種の雑草が解説されている。元禄時代の出版であるので、本自体は300年前のものである。著者である医人岡本一苞は近松門左衛門の弟で、多く本を世に出している。この大変貴重な本は、平成16年1月号で森下仁丹の看板を提供していただいた神原商事に保管されている。現社長神原正氏から数えて4代前の神原七右衛門氏が晩年漢方薬を取り扱う薬種商に転業する以前に、当時すでに古本であったものを手に入れたと思われる。勉強家であったと伝えられている。 和紙に木版で刷られた文字が鮮明である。使われていない古い字体の漢字を含み、不勉強の身には内容は定かではないが、手にとって見ると版木の彫師の精緻な技に驚くとともに畏敬の念を強く抱いた。パルプの紙ではとても持たない、年月を経てもびくともしていない和紙の繊維に書かれた文字に悠久さを感じた。(増井武彦記) |
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