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平成16年10月 |
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三本松駅北東200mにある風格を漂わせた二つの建物は、江戸時代からある薬屋の老舗大黒屋の母屋兼店舗と倉庫である。これとは別に、違う意味で目を引いたのが、道を隔てて前にある大黒屋薬局と黒く書かれた看板の下の特殊薬品倉庫である。 天保元年(1830年)創業の大黒屋6代目当主・松下修作氏に聞くと、これは戦後すぐに作った麻薬貯蔵用金庫であり、金庫には盗難ベルが取り付けられ、その電線が道路の下を通って母屋兼店舗につながっていたとのこと。また父親の康男氏が自転車やバイクを走らせ、麻薬などを白鳥病院や開業医などに届けていたと記憶しているとのことであった。 一方、今はもう使われていない店舗の中は昔のままに保存されており、ガラス張りの調剤室の中に一歩足を踏み入れると、30〜40年前の往時に完全にタイムスリップ。 (増井 武彦 記) |
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